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交通銀の1-3月期は利益横ばい、成長ペースさらに鈍化

発行済 2016-04-29 10:09
更新済 2016-04-29 10:33
交通銀の1-3月期は利益横ばい、成長ペースさらに鈍化
国内銀行5位の交通銀行(3328/HK)は28日引け後、国際会計基準による2016年第1四半期(1-3月)の業績を発表し、純利益が前年同期比0.5%増の190億6600万人民元(約3184億円、希薄化後EPS:0.26人民元)にとどまったと報告した。
増益率は前年通期の1.0%から一段と鈍化している。
純利息収入がマイナス成長に転じたほか、減損損失の増加も重しとなった。
純利息収入は2.8%減の340億2800万人民元に縮小(前年通期は7.0%増)。
減損損失は26.6%増の68億3900万人民元に膨らんでいる。
ただ、純手数料・仲介料収入は9.1%増の107億7200万人民元とプラスを維持した。
3月末時点の不良債権残高は600億1200万人民元(年初比↑38億600万人民元)、不良債権比率は1.54%(同↑0.17ポイント)に上向いている。
■企業紹介 交通銀は主力の法人向け業務が収入と税引き前利益の各5割を占め、顧客数は60万社を上回る。
個人向け業務では預金、住宅ローン、自動車ローン、クレジットカードなどを扱い、収入の3割、税引き前利益の1割を占める。
HSBC(5/HK)が2位株主。
HSBCとはクレジットカードや国際金融業務、コーポレートバンキングなど広範な分野で業務提携する。
09年10月にカード事業、10年3月に保険事業を立ち上げた。
15年末時点の拠点総数は国内3141カ所(年初比↑356カ所)、海外56カ所。
【亜州IR】

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