5月23-27日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■23日(月)午前8時50分 ○(日) 4月貿易収支-予想は+5300億円 先行指標となる4月上中旬分の貿易収支は+2025億円で前年同月の-2735億円から大幅に改善している。
また、参考となる3月上中旬分の貿易収支は+5103億円、月間の貿易収支は+7542億円だった。
4月の貿易黒字額は3月実績には届かないものの、5000億円を超える可能性がある。
■24日(火)午後11時発表予定 ○(米)4月新築住宅販売件数-予想は52.0万戸 参考となる3月実績は市場予想に反して3カ月連続で減少し、51.1万戸となった。
市場予想は52万戸だった。
3月の販売件数は減少したが、やや高い水準を維持しており、住宅市況が悪化しているとの見方は少ない。
労働市場の改善は続いていることから、4月の販売件数は3月実績に近い数字になるとみられる。
■27日(金)午前8時30分発表予定 ○(日)4月全国消費者物価コア指数-予想は前年比-0.4% 参考となる3月実績は前年比-0.3%で市場予想の-0.2%をやや下回った。
食料(酒類を除く)とエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)は前年比+0.7%で2月実績の同比+0.8%を下回った。
4月のコアCPIについては、先行指標となる東京都区部の4月中旬速報値が前年比-0.3%だったことから、消費者物価指数の下落率は3月実績を上回る可能性がある。
■27日(金)午後9時30分発表予定 ○(米)1-3月期国内総生産(GDP)改定値-予想は前期比年率+0.8% 速報値では個人消費は前期比年率+1.9%で伸び率は10-12月期実績の+2.4%を下回った。
企業の設備投資は-5.9%で大幅な落ち込みとなった。
在庫のGDPへの寄与度は-0.33ポイントに悪化した。
改定値では設備投資の上方修正は期待されていないが、国内最終需要が速報値+1.2%を上回る伸びとなる可能性があることから、速報値の+0.5%を上回る成長率になるとみられる。
その他の主な経済指標の発表予定は、26日(木):(米)4月耐久財受注、(米)4月中古住宅販売仮契約、27日(金):(米)5月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値。