[ウィーン 5日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は5日、ロシアが世界の原油市場の安定化にコミットしていることを疑う余地はないと述べた。
OPECはこの日、ロシアなどのOPEC非加盟国の参加を条件に第2・四半期に日量150万バレルの追加減産を実施する方針で合意。6日に開くOPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」で協議するが、ロシアは原油価格の一段の下落に耐えられるとしており、交渉は難航が予想されている。
バルキンド事務局長は非加盟国が追加減産に合意しなかった場合はどうするかとの質問に対し、「そのような悲観論は持っていない」と述べた。
また、非公開会合では市況の悪化などについて討議されたことを明らかにした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200305T200809+0000