Anne Kauranen Essi Lehto
[ヘルシンキ 11日 ロイター] - フィンランドで11日に大統領選の決選投票が行われ、与党第1党の中道右派「国民連合」のアレクサンデル・ストゥブ元首相が勝利宣言した。リベラル派「緑の党」のペッカ・ハービスト前外相との接戦を制した。
ストゥブ氏は親欧州派で、ウクライナを支持する対ロシア強硬派。
司法省のデータによると、開票99.7%の時点でストゥブ氏は51.6%を得票。ハービスト氏の得票率は48.4%だった。
フィンランドはロシアによるウクライナ侵攻を受けて軍事的中立路線を転換。昨年4月に北大西洋条約機構(NATO)に加盟した。
ストゥブ氏はNATOにおけるフィンランドの政策を決定する上で中心的な役割を担う。また、政府と緊密に協力しながら外交・安全保障政策全般を主導するほか、軍最高司令官を務めることになる。