1415GMT 26日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
27日終値 前営業日終値
株 FT100 5294.05(+204.68) 5089.37
クセトラDAX 5628.44(+282.88) 5345.56
金 現物午後値決め 1659.00 1598.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.825 (‐0.085) 0.245(0.226)
独連邦債2年物 0.543(0.451)
独連邦債10年物(12月限) 135.72 (‐1.55) 1.960(1.815)
独連邦債30年物 2.718(2.556)
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<為替> ユーロが対ドルで上昇。3営業日連続の値上がりとなっている。
ユーロ圏当局が欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能を強化させるとの期待
でユーロが買われる展開となっている。ただ、ユーロの上昇は長続きしないとの見方も出
ている。
電子取引EBSによると、ユーロ/ドル
で推移している。
ドル/円
<株式> ロンドン株式市場は大幅続伸。欧州の首脳陣がユーロ圏の債務危機緩和に向
けて対策を打ち出すとの期待感が広がり、商品(コモディティ)株と銀行株を中心に上昇
した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は1日の上昇幅としては2010年5月以来の大き
さとなった。
銀行株<.FTNMX8350>は前日に引き続き好調だった。ロイヤル・バンク・オブ・スコット
ランド(RBS)
た。
前日、大きく値下がりした鉱山株<.FTNMX1770>の上昇が目立った。銅先物
日つけた1年2カ月ぶりの安値から値を戻したことを受け、アントファガスタ
10.7%と急伸した。
このところ大きく売られていた金価格
は10.3%と大きく値上がりした。シティグループが同社の投資判断を「ホールド」に
引き上げたことも好感された。
FT100種総合指数の構成銘柄で値上がり1位はベダンタ・リソーシズ
11.8%上昇。
ケアン・エナジー
追随して、他のエネルギー株<.FTNMX0530>も上昇。BP
欧州株式市場は急伸して引けた。ユーロ圏の債務危機緩和に向け、当局が一致して対策
を講じるとの期待感が高まった。
ただ、対策の具体的な内容は明らかでなく、実施をめぐる懸念も存在することから、株
高は限定的との見方も出ている。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は40.80ポイント(4.55%)
高の938.38。値上がりは3営業日連続。1日の上昇幅としては2010年5月以来
の大きさとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は110.68ポイント(5.31%)
高の2194.03。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は
7.6%低下した。
この日、値上がりが目立ったのは銀行株でSTOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は
6.8%上昇。値上がりは3営業日連続となったものの、年初来では30.4%低下して
いる。
ギリシャとイタリアに多くのエクスポージャーを抱える仏銀が上伸し、BNPパリバ
欧州金融安定ファシリティー(EFSF)のレバレッジ活用を当局者が用意していると
の期待感が、この日の相場を支援した。
ラスボーン・ブラザーズのファンドマネージャー、デビッド・クームズ氏は「政治家が
問題を真剣に検討し始めたことを受けて株価が上昇している」としながらも、「しかし計
画はまだ合意に至っておらず、個人的には実現可能なのか確信が持てていないため、今回
の報道を受けてポジションを増やすことはしない。この件については不透明感が根強く、
いつかの時点でそれが相場に反映されるだろう」との見方を示した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が大幅続落。ユーロ圏当局者が債務危機への対応で断固と
した措置を用意しつつあるとの観測が広がっている。
ただ、現段階で具体案の検討などは行われておらず、状況が変化するリスクは依然とし
て強い。
独連邦債10年物
1.944%。トレーダーの間では、利回りが心理的に重要とされる2%に近づけば、勢
いのある買いが戻ってくるとの見方が出ている。
独連邦債は、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡大計画が検討されていると
の観測から、前日も大きく下落していた。
DZ銀行のアナリスト、Christian Reicherter氏は「現在市場には、EFSFの拡大観
測から楽観的な見方が出ているが、やや行き過ぎの感がある」と指摘した。
欧州中央銀行(ECB)が1年物資金供給オペやカバードボンド買い入れを再開する可
能性があるとの観測も、資金がリスク資産に向かう動きを後押しした。
この日、欧州株価は大きく上昇した。
スペインのサルガド経済・財務相がEFSFの規模を2兆ユーロに拡充する計画は検討
されていないと述べたほか、欧州委員会はEFSFのレバレッジ活用に関して欧州連合
(EU)は正式な協議を開始していないと表明した。EFSFへの変更は各国の承認とい
う長い過程を経なければならないこともあり、市場関係者の間では、安全資産とされる独
連邦債への投資意欲が戻ってくる可能性があるとの声が聞かれる。
リスク選好が戻るなか、イタリア、スペイン国債が独連邦債をアウトパフォームし、独
連邦債との利回り格差が5営業日連続で縮小した。
10年物イタリア国債
bpとなった。同スペイン国債
となった。
この日実施された3カ月・6カ月・2年物のイタリア国債入札は目標額を調達したもの
の、利回りは高水準となった。とりわけ、2年債利回りは2008年7月以来の高い水準
となった。
[東京 28日 ロイター]