[北京 29日 ロイター] - 中国建設銀行が29日公表した昨年10─12月期純利益は766億元(111億2000万ドル)で、前年同期比8.8%増加した。昨年全体の純利益は7.06%増の3239億元で、リフィニティブがまとめたアナリスト21人の予想(3145億元)を上回った。
昨年末の不良債権比率は1.38%と、9月末の1.4%からやや低下。純利ざやは2.05%から2.02%に縮小した。
同行は「重要な分野においてリスクの予防と管理を迫る圧力が増大し、商業銀行にとって要求基準が高まっている」と指摘。先進国の利上げによる影響が引き続き広い範囲に及び、国際金融市場の混乱に拍車がかかっているとの見方を示した。
一方でシリコンバレー銀行とクレディ・スイス向けの投融資はないと述べた。