日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:>
前場終値 9715.11 -26.56 前場終値 9720 -40
寄り付き 9690.93 寄り付き 9690
安値／高値 9654.45─9743.46 安値/高値 9650─9750
出来高(万株) 130757 出来高(単位) 29378
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［東京 ４日 ロイター］ 午前の東京株式市場で日経平均株価<.N225>は反落。３日
の米株安を受けて、売り先行で始まった。ただ、売り一巡後は徐々にマイナス幅を縮小。
ドル／円
あいとなる場面もあった。市場では「３日までの６連騰の過程で買いそびれていた向きが、
押し目買いを狙っている。基調は底堅い」（国内証券）との声が出ている。
前場の東証１部騰落数は値上がり９１５銘柄に対して値下がり６０７銘柄、変わらずが
１６７銘柄。東証１部売買代金は７８２２億円。
きょう午前の東京市場は、値幅が約８９円と比較的狭いレンジでの動きとなった。高値
警戒感が台頭する一方、押し目買いニーズがあるなど、強弱感が対立する中で模様眺めの
展開だったという。市場では「信用売り残が再度、積み上がっていたところに６営業日続
伸となり、慌てている売り方も多いのではないか。買い戻しのエネルギーは強いとみてい
る」（国内投信）との声がきかれた。
みずほインベスターズ証券エクイティ情報部長の稲泉雄朗氏は「戻りのピッチが速かっ
たことを考えればきょうの下げは当然のスピード調整。ただ、絶望的な投げ売りではなく、
利益確定売りなので、迫力のある下げにはなりにくい」とみる。半面、「全体のＰＢＲ
は１倍台まで水準訂正が進んだため、ここからは先行きの企業業績を見極める必要がある」
との見方も示した。
業種別では、証券、保険、非鉄金属が堅調。海運はさえない。
個別銘柄では、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグル
ープ<8411.T>などの大手銀行株が買われた。キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>、トヨタ
自動車<7203.T>などの主力株は軟調だった。
武田薬品工業<4502.T>が下落。同社は４日、欧州における糖尿病治療薬について、長期
投与の追加臨床試験を開始し申請時期が後ずれする見込みと発表した。
（ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者）
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