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欧州株式市場サマリー(6日)

発行済 2009-07-07 05:00

                           (カッコ内は前営業日比)

FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>

 終値      4194.91(‐41.37)

前営業日終値   4236.28(+ 2.01)

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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>

 終値      4651.82(‐56.39)

前営業日終値   4708.21(‐10.28)

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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>

 終値      3082.16(‐37.35)

前営業日終値   3119.51(+ 3.10)

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 <ロンドン株式市場> 反落。原油・金属価格の下落を受けてエネルギー・鉱山株が売

られた。ただ、ディフェンシブ銘柄が買われ、下値を支えた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は4月29日以来の安値で引けた。

 鉱山株では、ロンミンが8.5%安となったほか、エクストラータ

カザキミス、アングロ・アメリカン、BHPビリトン

5─7.5%値下がりした。

 リオ・ティントは7%安。2007年に買収した米アルカンの食品包装部門ア

ルカン・パッケージング・フード・アメリカスを、米食品包装ベミスに12億ド

ルで売却することで合意したと発表した。

 原油価格は一時64ドルを下回り5週間ぶり安値をつけた。これを受け石油株の売りが

優勢となった。BPは2.6%、ロイヤル・ダッチ・シェルは2.1%、

それぞれ値を下げた。ガスのBGグループは2%安。

 HSBCがシェルの投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げ

たほか、BPやBGグループの目標株価を下方修正したことも石油セクターを圧迫した。

 リスク許容度の低下を背景に銀行株も安い。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド

(RBS)、バークレイズ、スタンダード・チャータード、H

SBC、ロイズ・バンキング・グループは0.5─2.9%値下がりし

た。

 一方、ディフェンシブ銘柄は堅調となった。消費財大手レキット・ベンキーザー

は2.5%高、ブリティッシュ・アメリカン・タバコと菓子・飲料大手キャドバ

リーは1.8%高。

 医薬品のアストラゼネカ、シャイア、グラクソ・スミスクラインは

0.9─1.1%値上がりした。

 

 <欧州株式市場> 3営業日続落。最近の欧米・中国の信頼感指数が示していた景気回

復の持続性をめぐる懸念が再燃した。

 石油・ガス<.SXEP>、銀行<.SX7P>、資源<.SXPP>各セクターの下げが目立った。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.49ポイント(1.13%)安

の833.03。終値ベースでは5月13日以来の安値。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は32.60ポイント(1.37%)安

の2343.88。

 原油価格が3.5%超下落する中、石油のENIが2.7%安、BP

2.6%安、ロイヤル・ダッチ・シェルが2.1%安となった。

 鉱山株ではリオ・ティントが7%安、鉄鋼アルセロールミタル

4.7%安。

 DJSTOXX資源株指数<.SXPP>は5.2%安。ドルが上昇し、主要国の景気回復を

めぐる懸念が高まる中、銅相場は3%超下落し、2週間ぶり安値をつけた。

 金融株ではINGグループが4.5%安、ドイツ銀行が3.2%安、

アクサが3%安、ウニクレディトが2.9%安、ロイヤル・バンク・

オブ・スコットランド(RBS)が2.9%安。

 パリ再保険は逆行高。バミューダに拠点を置くパートナー再保険

20億ドルで同社を買収するとのうわさを好感し、14.5%高。

 ディフェンシブ株の医薬品<.SXDP>、通信<.SXKP>、食品・飲料<.SX3P>には買いが入っ

た。

 ロシュは2.3%高、ボーダフォンは1.7%高、ブリティッシュ・

アメリカン・タバコは1.8%高。

 調査機関センティックスが発表した7月のユーロ圏投資家センチメント指数は予想外に

悪化した。6月までは3カ月連続で改善していた。

 世界銀行のゼーリック総裁は、世界経済の回復が近いと主要8カ国は想定すべきでない、

と語った。総裁が主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)のホスト国イタリアのベルル

スコーニ首相にあてた書簡で明らかになった。  

                          [東京 7日 ロイター]

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