ロンドン株式市場は本日、一連のまちまちの企業業績報告と英国の最新賃金上昇率に投資家が反応し、上昇した。FTSE100種株価指数は0.8％上昇し、過去2ヵ月で最高のパフォーマンスを記録する可能性がある一方、FTSE250種株価指数は0709GMT時点で0.2％の小幅な上昇となった。
賃金データによると、5月までの3ヵ月間のボーナスを除く平均週給は前年比5.7％増だった。
イングランド銀行（BOE）が来月の利下げの可能性を検討する上で重要な指標であるにもかかわらず、この賃金上昇率はインフレ圧力の持続を示唆している。賃金上昇率の報告を受けて、利下げの可能性は前回の30％から39.1％に調整された。
6月の消費者物価指数は1.9％への微減を予想する予測に反して2％で安定した。
エネルギー株は、原油価格の上昇に伴い1.4％上昇し、ロンドンで上昇率上位の銘柄となった。フレイザーズ・グループは、年間利益が13.1％増加し、新年度もさらに成長すると予想したことから、小売セクター全体を1％近く押し上げ、FTSE100を7.6％の大幅上昇で牽引した。
一方、ディプロマは3.1%下落し、通期見通しを変更せずに据え置いたため、FTSE100の下落率トップとなった。
FTSE250種株価指数では、家庭用品小売のダネルム・グループが、年間利益が市場予想を若干上回ると予想したため、株価は7.1％急騰した。
投資銀行・証券セクターは1.8%上昇し、4年以上ぶりの高値をつけた。AJベルも好決算を発表し、プラットフォーム事業の第3四半期の管理資産が20％増加したため、株価は2.9％上昇した。
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