アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(NASDAQ:AMD)は24日、人工知能(AI)チップの2024年の売上高見通しを5億ドル上方修正する一方、逼迫した供給問題は2025年まで続くとの見通しを発表した。このニュースを受け、AMDの株価は時間外取引で7.5%上昇した。
カリフォルニア州サンタクララに本社を置く同社は、クラウド・コンピューティングのリーダー企業が主に購入するAIチップを設計している。AMDのAIチップラインは、業界の専門家や投資家からは、現在市場をリードするエヌビディア(NASDAQ:NVDA)の重要な競合相手と見られている。AMDの発表を受けて、Nvidiaの株価も4.7%上昇した。
AMDのAIチップは、メタ・プラットフォームズ(NASDAQ:META)やマイクロソフト(NASDAQ:MSFT)など、重要なハイテク企業に利用されている。
四半期決算に関する電話会議で、AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は、2024年のAIチップの売上高予測を、事前の予測値である40億ドルから45億ドルに引き上げたと述べた。スーCEOは、持続的な供給逼迫の背景には需要の急増があると強調した。
第2四半期についてAMDは、最大の事業セグメントであるデータセンターの売上高が115%増の28億ドルに達し、予想の27億9000万ドルをわずかに上回ったと報告した。また今四半期は、AMDのデータセンター・セグメントにおけるAIチップの売上が初めて10億ドルを超えた。
クリエイティブ・ストラテジーズのベン・バジャリン最高経営責任者(CEO)は、現在の市場をカリフォルニアのゴールドラッシュになぞらえ、現在はハードウェア・インフラが注目されており、ほとんどの企業はまだAIソフトウェアの導入の試験段階にあると指摘した。
AIへの多額の投資にもかかわらず、リターンは控えめだ。例えば、クラウドコンピューティングの成長率が予測を下回ったため、マイクロソフトの株価は火曜日に6%下落した。
AMDはまた、大幅な落ち込みから回復しつつあるPC市場にも明るい兆しがあると予想している。同社の財務責任者であるジャン・フーは、今年後半にはPC事業が改善すると予想している。AMDの第2四半期のPCチップ売上は15億ドルで、予想の14億3000万ドルを上回った。
同社の第2四半期の総売上は9%増の58億ドルで、予想の57億2000万ドルを上回った。第3四半期については、アナリスト予想平均の66.1億ドルに対し、AMDは3億ドルの変動の可能性があるものの約67億ドルの売上を見込んでいる。第3四半期の調整後売上総利益率は約53.5%で、予想の53.6%とほぼ一致する。
AMDの第2四半期の調整後利益は1株当たり69セントで、アナリスト予想の68セントを上回った。同社の最近の業績と楽観的な将来予測は、競争の激しいAIチップ市場や、より広範なハイテク業界における同社の戦略的地位を強調するものだ。
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