月曜日に発表されたセンティックスの最新調査結果によると、ユーロ圏の投資家心理は8月にさらに悪化し、1月以来の最低を記録した。投資家心理を測定するセンティックス投資家信頼感指数は、7月の-7.3ポイントから8月は-13.9ポイントに低下した。この落ち込みは、アナリストが予想した-8.0ポイントよりも深刻だった。
同指数の将来への期待を示す要素も大幅に低下し、7月の-1.5ポイントから-8.8ポイントに低下した。この期待値の低下は、投資家が今後6ヶ月間にユーロ圏の経済状況が悪化することを覚悟していることを示している。
同調査では、投資家の懸念の中心が、中東を中心とした脆弱な地政学的情勢、目前に迫ったドイツの州選挙、今年後半に予定されている米大統領選挙をめぐる不確実性であることが浮き彫りになった。
ユーロ圏最大の経済国であるドイツでは、投資家のモラルが特に大きな打撃を受け、指数は7月の-19.0ポイントから8月には-31.1ポイントに急落した。ドイツの現状に対する評価も前月の-32.3ポイントから-42.8ポイントに急落した。
このデータは、センティックスが8月1日から8月3日の間に収集したもので、1,150人の投資家のセンチメントを反映している。投資家心理の悪化は、様々な世界的不安の中でユーロ圏の経済見通しに対する悲観的な見方が強まっていることを浮き彫りにしている。
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