[台北 12日 ロイター] - 台湾の蘇貞昌行政院長(首相)は、重要な半導体技術を中国の経済スパイ活動から保護するための法改正案を速やかに可決するよう立法院(国会)に呼び掛けた。
蘇氏は行政院会(閣議)で、中国はさまざまな方法で台湾に「侵入」し、有能な人材や技術を奪おうとしていると強調、当局は協力して取り締まりと調査に当たる必要があると訴えた。
行政院(内閣)は2月に「国家安全法」の改正案を提示。重要な基幹技術を中国や「海外の敵対勢力」に漏らす「経済スパイ罪」には最長12年の懲役刑を科すと定めた。