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年内の米利下げ確率が低下、9月失業率が50年ぶり低水準

発行済 2019-10-05 00:00
更新済 2019-10-05 00:05
年内の米利下げ確率が低下、9月失業率が50年ぶり低水準

[4日 ロイター] - 米労働省が4日発表した9月の雇用統計で失業率が3.5%と50年ぶりの低水準に低下したことを受け、短期金利先物市場が織り込む年内の利下げ確率が低下した。

ただ金利先物市場では、来年1月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)までに25ベーシスポイント(bp)の利下げが2回実施され、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が1.25─1.50%に引き下げられるとの見方が引き続き織り込まれている。米経済見通しに対する懸念の高まりを背景に、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを余儀なくされるとの観測がここ1週間で高まっていることを示している。

FRBは今年に入り2度の利下げを実施。9月の雇用統計では緩やかなペースで雇用が増加する一方、時間当たり平均賃金は前月比変わらずで、米製造部門の雇用者数は半年ぶりに減少した。

BNYメロンのグローバルマクロストラテジスト、ジョン・ベリス氏は9月の雇用統計を受け、「米国の経済や労働市場の急激な落ち込みを示しているわけではないが、ここ数日間で利回り曲線に織り込まれた追加利下げを払拭するほど強くはない」と述べた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191004T145938+0000

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