[メキシコ市 9日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局が9日公表した9月の消費者物価指数(CPI)は季節調整前で前年比3.00%上昇した。ロイターのアナリスト調査による予想と一致した。
8月の3.16%から鈍化し2016年9月以来最低水準となった。伸びの鈍化は5カ月連続。
前月比では0.26%上昇。
中銀のインフレ目標は3%プラスマイナス1%ポイント。
変動の激しい一部の食品とエネルギーを除くコアCPIは
0.30%の上昇だった。
ロンドンに拠点をおくキャピタル・エコノミクスの主任新興市場エコノミスト、ジョン・アシュボーン氏は顧客向けノートで、「政策担当者らは8月に始めた緩和サイクルを継続すると、われわれはみている。実際、直近の政策決定会合の驚くほどハト派的なトーンを考慮すると、主要金利は11月と12月にそれぞれ25bp引き下げられ、年末までに7.25%になると思われる」と予想した。
中銀は先月末、主要政策金利を2回連続で25ベーシスポイント(bp)引き下げ、7.75%とした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191010T011920+0000