[ルクセンブルク 9日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は9日、欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事の後任として、イタリア銀行(中央銀行)のファビオ・パネッタ副総裁を推薦した。
今年12月31日に任期が切れるクーレ理事の後任候補として名前が挙がっていたのはパネッタ氏のみだった。
財務相らは、ツイッターへの投稿で「ユーログループはECB専任役員会の新メンバーとしてファビオ・パネッタ候補を支持した」と明らかにした。
パネッタ氏はこれまでに、長期流動性供給オペ(LTRO)などECBの非伝統的措置の導入に貢献してきた。
欧州議会の公聴会を経て、12月の欧州連合(EU)首脳会議で正式指名される見通しで、任期は8年となる。
専任役員会のメンバーには、ドイツ、フランス、イタリアの3カ国が従来から1人ずつ人材を輩出してきた。ドラギ総裁が10月31日に退任するのに伴い、イタリアの枠は空席となる。
財務相らは、10月末に退任するラウテンシュレーガー専務理事の後任選びも開始した。
候補はドイツが今月末までに指名する見通しで、おそらく女性になるとみられる。
※誤変換を修正して再送します。