[東京 10日 ロイター] - 安倍晋三首相は10日午前の衆院予算委員会で、消費増税後の政策対応に関連し、「経済の大宗を占める消費を下支えし、経済の好循環を確保したい」と述べた。岸田文雄委員(自民)への答弁。
安倍首相は消費増税に合わせて軽減税率やポイント還元、プレミアム付き商品券など「十二分に対策を講じている」とし、「これらの対策の円滑な実施を引き続き注視する必要がある」と述べた。ポイント還元対象店舗は「1日1万店のペースで増えている」と指摘した。
西村康稔経済再生相も「まずは消費税率引き上げ対策を広報し、効果を見極めていきたい」としたうえで、「経済の動向をしっかり注意深く見る必要がある。月次のデータを待っていては(対策が)遅れてしまう可能性があり、月次・週次のデータも含め、経済の変調をしっかり見極め、必要が生じれば後手に回らないよう機動的にマクロ政策をしっかり実施する」との方針を示した。
(竹本能文)