[北京 28日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は28日、外資に対する一段の市場開放や貿易障壁の縮小を行うと強調した。国営新華社通信が報じた。
国務院は、近隣諸国との貿易が今後も拡大すると表明。中国と欧州を結ぶ広域経済圏構想「一帯一路」参加国との協力は深化し、中国企業はアジアやアフリカ、中南米市場にますます進出していくと述べた。
さらに国内産業の整備や貿易の発展に向け、外資の役割を最大限に高めつつ、貿易振興策の推進を図ると強調。輸入関税の引き下げや農産物などの輸入拡大、知的財産権の保護強化を行うとした。また通商リスクを抑えるため、輸出管理システムの構築に向けた取り組みを進めるとした。