[ブラジリア 29日 ロイター] - ブラジルレアル (BRBY)は11月に月間で5%超下落と、8月に続く今年2番目の大幅な下落率を記録した。当月はレアルが過去最安値を付けるなか、中銀が8月以来の市場介入に踏み切った。
月内最終営業日の29日は1ドル=4.24レアルと、26日に付けた過去最安値の4.2770レアル近くまで下げた。
中銀は8月に10年ぶりにドル売り介入を実施していた。同月のレアルは8%超下落と、4年ぶりの大幅安となった。
29日終了週に中銀はドル売り介入を計4回実施。同国の輸出実績の上方修正というさらなるプラス材料もあったが、レアル相場の押し上げ効果は限定的だった。
ゴールドマン・サックスは29日付の顧客向け調査ノートでレアル安は低インフレや対外収支の悪化などを反映しており、一時的な問題ではない可能性があると指摘した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191202T015650+0000