新型コロナウイルスの感染拡大で世界の金融市場の混乱が続く中、対ドル円相場は23日、ドル高・円安で安定して推移した。従来であれば、有事の際には相対的な安全資産とされる円の需要が高まり円高傾向になりがちだ。だが、コロナ不況が世界的な広まりを見せるなか、世界中の企業が手元のドル資金を潤沢にしようと「有事のドル買い」に走っている。主要中央銀行は、ドル供給拡充の協調に乗り出しており、この動きを支えている格好だ。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界の金融市場の混乱が続く中、対ドル円相場は23日、ドル高・円安で安定して推移した。従来であれば、有事の際には相対的な安全資産とされる円の需要が高まり円高傾向になりがちだ。だが、コロナ不況が世界的な広まりを見せるなか、世界中の企業が手元のドル資金を潤沢にしようと「有事のドル買い」に走っている。主要中央銀行は、ドル供給拡充の協調に乗り出しており、この動きを支えている格好だ。