40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

NY市場サマリー(15日)

発行済 2020-04-16 07:16
更新済 2020-04-16 07:18

[15日 ロイター] - <為替> ドルが上昇した。軟調な米経済指標を受け、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への悪影響が長引くとの懸念が高まり、ドルなどの安全資産に資金が流入した。

前日まで4日連続で下落していたドル指数 (=USD)はこの日、反発し一時99.98に上昇。ただ上げ幅を縮小し、終盤は0.71%高となった。安全資産である米国債も買われ、利回りが低下した。

ドルは他の安全通貨に対しても上昇。対円

原油価格の下落もノルウェークローネやカナダドルなど産油国通貨の重しとなった。

ノルウェークローネ

カナダ銀行(中央銀行)は15日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%に据え置くと同時に、債券買い入れ対象の拡大を決定した。新型コロナウイルス感染拡大でカナダ経済の短期的な悪化は過去最悪になると警告し、先行き不透明性の高まりを理由に経済見通しの公表を一時的に取りやめた。同時に、経済活動の早期再開は依然として可能との見方を示した。[nL3N2C33YD]

<債券> 国債利回りが全般的に低下。経済指標の悪化を受けリスクオフの流れとなる中、2年債利回りは3年ぶりに0.2%を割り込んだ。

3月の小売売上高は前月比8.7%減と、調査を開始した1992年以来の大幅なマイナスとなった。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため事業閉鎖が強制される中、広範なモノの需要が抑制された。3月の鉱工業生産統計も、製造業生産指数が6.3%低下し、1946年2月以来の大幅な落ち込みとなったほか、4月のニューヨーク州製造業業況指数は前月から56.7ポイント低下のマイナス78.2と、過去最低を記録した。[nL3N2C33X3][nL3N2C33VE][nL3N2C33UN]

10年債利回り (US10YT=RR)は前日の0.75%から0.633%に低下。一時0.625%と1週間ぶりの低水準を付けた。30年債利回り (US30YT=RR)は前日の1.411%から1.276%に低下。一時1.258%まで下げた。

2年債利回り (US2YT=RR)は前日の0.225%から0.202%に低下。一時0.191%と2017年4月以来の低水準を付けた。2年債と10年債の利回り格差

<株式> 反落。低調な経済指標や企業の四半期決算を受け、新型コロナウイルス大流行がもたらす打撃への懸念が強まった。

米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ) (N:BAC)は6.5%、シティグループ (N:C)は5.6%それぞれ下落。前日のJPモルガン・チェース (N:JPM)やウェルズ・ファーゴ (N:WFC)に続き、低調な第1・四半期決算を発表した。

ゴールドマン・サックス・グループ (N:GS)の第1・四半期決算も、新型コロナ感染拡大を受け貸倒引当金を積み増したことなどで49%の減益だったが、株価は0.2%高で終了した。

キングズビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は、さえない銀行決算が市場心理に加え、今後発表される企業決算見通しの重しになったと指摘。「企業を債務の観点から見ることがより重要になる」と述べた。

また、バークレイズのアナリスト、ジェイソン・ゴールドバーグ氏は「第1・四半期の銀行の貸倒引当金は予想より大きかった。この傾向は前日の決算でみられ、きょう確認された。第2・四半期も続く可能性があるようだ」と語った。

同氏はゴールドマンの株が底堅かったことについて「融資事業の比率が低い」ことを理由に挙げた。

百貨店大手JPペニー (N:JCP)は27.3%急落。関係筋によると、同社は新型コロナ感染拡大により再建計画に影響が出ており、破産法の適用申請を検討している。[nL3N2C3180]

<金先物> 前日に約7年半ぶりの高値を付けたことを受けて利益確定の売りなどが広がり、5営業日ぶりに反落した。中心限月6月物の清算値は前日比28.70ドル(1.62%)安の1オンス=1740.20ドル。ただ、半月で150ドル近く上昇しており、インフレヘッジとしての需要は根強い。

<米原油先物> 米原油在庫の急増などが重しとなり、4営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比0.24ドル(1.2%)安の1バレル=19.87ドルとなった。節目の20ドルを割り込み、2002年2月以来18年2カ月ぶりの安値となった。6月物は1.36ドル安の26.04ドルだった。

ドル/円 NY終値 107.47/107.50

始値 107.34

高値 107.84

安値 107.26

ユーロ/ドル NY終値 1.0907/1.0911

始値 1.0906 (EUR=)

高値 1.0939

安値 1.0858

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 118*01.00 1.2718% (US30YT=RR)

前営業日終値 114*09.50 1.4110%

10年債(指標銘柄) 17時05分 108*07.50 0.6348% (US10YT=RR)

前営業日終値 107*03.00 0.7500%

5年債(指標銘柄) 17時04分 100*25.25 0.3393% (US5YT=RR)

前営業日終値 100*13.00 0.4170%

2年債(指標銘柄) 17時04分 100*10.88 0.2009% (US2YT=RR)

前営業日終値 100*09.38 0.2250%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 23504.35 -445.41 -1.86 (DJI)

前営業日終値 23949.76

ナスダック総合 8393.18 -122.56 -1.44 (IXIC)

前営業日終値 8515.74

S&P総合500種 2783.36 -62.70 -2.20 (SPX)

前営業日終値 2846.06

COMEX金 6月限 1740.2 ‐28.7 <0#GC:>

前営業日終値 1768.9

COMEX銀 5月限 1550.5 ‐62.5 <0#SI:>

前営業日終値 1613.0

北海ブレント 6月限 27.69 ‐1.91 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 29.60

米WTI先物 5月限 19.87 ‐0.24 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 20.11

CRB商品指数 123.6277 ‐2.3847 (TRCCRB)

前営業日終値 126.0124 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200415T221504+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます