[上海 20日 ロイター] - 中国証券業協会(SAC)は、中国企業の社債引き受け競争入札を巡り、国内証券会社8社に対する調査に着手したと発表した。
SACによると、最近行われた中核融資租賃の起債業務引き受け入札の応札額が異例に低かったことが市場参加者の間で問題視されている。
違反行為が見つかれば、懲罰的措置が証券会社に対し講じられるという。調査対象は、国泰君安証券 (SS:601211)、海通証券 (SS:600837)、中国国際金融(CICC) (HK:3908)、中信証券 (SS:600030)など。
上海証券報が20日に報じたところによると、起債業務引き受け入札には8社が応札し、中核融資租賃は、国泰君安証券と中信証券を選んだ。手数料はそれぞれ、0.015%と0.01%で、通常の0.3─0.4%を大幅に下回るという。
平安証券、申万宏源証券、天風証券も調査対象となっているという。