2日発表された8月の完全失業率は3年3カ月ぶりに3%の大台に乗り、新型コロナウイルスの感染拡大による雇用情勢の悪化が足元でさらに進行していることが確認された。海外経済の再開を背景に国内景気は外需を中心に改善の兆しもあるが、失業率は現下の景気動向に遅れて動く傾向にあり、今冬にかけ失業者が一層増える可能性が指摘される。今後新たな雇用政策を求める声も高まりそうだ。
2日発表された8月の完全失業率は3年3カ月ぶりに3%の大台に乗り、新型コロナウイルスの感染拡大による雇用情勢の悪化が足元でさらに進行していることが確認された。海外経済の再開を背景に国内景気は外需を中心に改善の兆しもあるが、失業率は現下の景気動向に遅れて動く傾向にあり、今冬にかけ失業者が一層増える可能性が指摘される。今後新たな雇用政策を求める声も高まりそうだ。