[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は3日、欧州経済は第4・四半期に「著しい」衰退に直面しているとし、ECBの追加刺激策は、4月以降の市場の著しい変化を反映したものである必要があるとの考えを示した。
ECBは10月29日の理事会で主要な政策変更を見送り、12月に追加対策を講じる可能性を示唆。シュナーベル専務理事は独経済紙ハンデルスブラットに対し、「現況は3月時点の状態とは異なる。このことは(ECBの)政策措置の調整に反映されると予想される」と述べた。
このほか、一部銀行の融資厳格化を巡る懸念が出ていると指摘。景気後退が銀行部門の対応で一段と悪化することがあってはならないと述べた。