［ワシントン ４日 ロイター］ - 米商務省が４日発表した９月の貿易赤字は前月比４．７％減の６３９億ドルとなった。大豆の出荷が増え、食品輸出が２０１２年７月以来の水準に増加した。
エコノミスト予想は６３８億ドルだった。
輸出は２．６％増の１７６４億ドル。モノの輸出は３．１％増の１２２８億ドルだった。通信機器や産業用エンジン、コンピューター関連品の輸出も増えた。
中国向け輸出は１８年３月以来の高水準。欧州の新型コロナウイルス拡大を受けたロックダウン（都市封鎖）で、今後の輸出増は制限される可能性がある。
輸入は０．５％増の２４０２億ドル。モノの輸入は０．３％増の２０３５億ドルで、１９年１２月以来の高水準となった。食料品の輸入は過去最高を記録した。また、資本財、自動車や関連部品、エンジンの輸入も増えた。
中国からの輸入は１９年７月以来の高水準だった。原油輸入は１億５７９０万バレルで１９９２年２月以来の水準に低下した。