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米消費者、クレジット利用に苦戦 急な出費への準備不足=調査

発行済 2020-12-22 04:19
更新済 2020-12-22 04:27

[21日 ロイター] - ニューヨーク連銀が21日発表した調査で、米消費者は今年、クレジットの利用に苦戦しており、急な出費に対する準備ができていないと感じていることが分かった、クレジットカードの申請を行った消費者の割合も過去最低に落ち込んだ。

調査は新型コロナウイルス禍で失業者が急増する中、一部の世帯が財政面で苦戦している今年の状況を反映した。昨年の調査では長期的な景気拡大と低金利を背景にクレジットの利用が拡大していた。

今回の調査で、クレジットカードの申請を行った消費者の割合は2月から10月にかけて10.6%ポイント低下し、15.7%と調査を開始した2013年10月以降で最低となった。自動車ローンの申請を行った割合も同期間で3.2%ポイント低下し11.6%と過去最低を付けた。

住宅ローンの申請割合は10月で5.5%と2月の6.7%から低下。クレジットスコアが760点を下回る消費者の申請が最も低下した。ただ、住宅ローンの借り換え申請は2月の10.8%から10月には16.4%に上昇。クレジットスコアが高い消費者がこの上昇をけん引したという。

また、翌月の2000ドルの急な出費を用意できる割合は10月時点で65.6%に低下し、調査開始以来最低となった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201221T191832+0000

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