[ワシントン 18日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀が18日発表した3月の連銀業況指数は51.8と、少なくとも1973年以来の高水準を付けた。前月の23.1から大きく上昇し、市場予想の23.0も大幅に上回った。ただ、製造業部門の回復が過度に反映されている可能性があるとの見方も出ている。
指数はペンシルベニア州東部、ニュージャージー州南部とデラウェア州をカバー。新規受注指数は50.9と、前月の23.4から上昇し、50年ぶりの高水準。従業員数指数は30.1と、前月の25.3から上昇し、2018年6月以来の高水準となった。
製造業部門では、世界的な半導体不足で自動車製造が圧迫されているほか、供給網の阻害も重しになっている。