[ワシントン 23日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は23日、財政・金融刺激策で物価が上昇し、向こう数カ月間のインフレ動向の把握が困難になる可能性があるとしながらも、1970年代に見られたようなインフレ高進には至らないとの考えを示した。
ボスティック総裁はクラーク・アトランタ大学のポッドキャストで「需要が積み上がる中、資金が提供され、消費が促進されることで物価が上昇するのではないかとの懸念が出ている。これは短期的には正しい」と述べた。
ただ、刺激策の多くは恒久的なものではないとし、一巡後はインフレの実態がより明確に分かるようになると指摘した。