[ブリュッセル 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が6日発表した2月のユーロ圏の失業率は8.3%と前月の改定値から横ばいだった。各国の雇用支援措置が新型コロナウイルス感染第2波の影響を緩和した形となった。
失業者は1月の1352万人から1357万人へ増加した。
ING銀行のエコノミスト、バート・コリーン氏は「失業率には(感染)第2波の小さな影響が見られる」とし「活動が縮小し、一部セクターが長期にわたって閉鎖されていることを考えると、第2波の労働市場への影響はまだ穏やかだ」と分析した。
その上で「景気回復が始まったときに労働市場がどのように推移するかが大きな問題だ」と述べ、雇用が景気後退(リセッション)から立ち直るパターンを踏まえると、急激な回復の可能性は低いとの見方を示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210406T105045+0000