[北京 6日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は6日に公表した研究報告書で、中国が人民元の通貨先物市場を適切な時期に創設すべきだと指摘した。
人民銀はまた、中国が国内企業に対し、為替レートの変動リスクを回避するためにオフショアの通貨先物市場を活用するように促すべきだと訴えた。
世界の人民元の流れや資産配分、価格変動を強化、監視しつつ、オンショアの人民元為替市場の相場が決まる仕組みを改善し、為替デリバティブが為替相場に与える影響を研究すべきだとした。
オンショアの人民元為替市場での価格決定力は、2015年8月の通貨改革以降に強くなったと指摘。また、香港やシンガポールを含むオフショアの人民元相場へのオンショア相場の影響が大きくなったとした。