40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

ECB、資産買い入れペース第3四半期に縮小も=議事要旨

発行済 2021-04-09 01:00
更新済 2021-04-09 01:09

[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が8日に公表した3月10─11日の理事会の議事要旨によると、政策当局者は債券買い入れの増額ペースを落とすことや、第2・四半期に買い入れを集中させ、状況によって後に買い入れペースを落とすことを話し合った。

国債利回りの上昇が経済回復に打撃を与えるとの懸念からECBは3月、利回り低下に向け資産買い入れを「大幅に」増やすことを決めた。利回り上昇は、経済回復見通しではなく世界的な利回り調整を反映していると見られていた。資産買い入れ額は3月に20%を超える伸びとなり、名目利回りは安定、インフレ調整後利回りは年初の水準に戻った。

ただ一部の政策当局者は、債券買い入れの増額ペースを落とすことで、より均衡の取れたリスク評価と経済成長の加速見通しを反映することができると主張。

議事要旨は「現状、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の枠組みに疑念を挟むことなく、今後買い入れペースを落とすことができるとする(チーフエコノミストの)レーン氏の見方に全てのメンバーが幅広い合意に至った」とした。

ECBは次回、買い入れペースについて6月に検討する。一部の政策当局者は既に、新型コロナウイルスのワクチン接種の進展が加速し危機が落ち着くにつれ、第3・四半期に買い入れペースを縮小することを提唱している。

国債利回りの上昇については意見が割れた。政策当局者は利回り上昇が時期尚早だったことに関しては意見が一致したものの、一部当局者は大した上昇ではないとし、物価上昇見通しを反映したと主張。利回りが依然、非常に低いとの見方だった。

ECBの次回の理事会は4月22日に開かれる。ただ見通しに変わりはなくワクチンのペースにも大きく左右されるため、形だけの会合と見なされている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210408T160027+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます