40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

アルケゴス問題は大変残念、教訓の洗い出しが必要=金融庁長官

発行済 2021-06-14 17:00
更新済 2021-06-14 17:09
© Reuters.  6月14日、金融庁の氷見野良三長官は、米投資会社アルケゴスを巡る巨額損失問題について、リーマン危機以降にさまざまな規制改革を進めたにもかかわらずリスク管理の基本のような

[東京 14日 ロイター] - 金融庁の氷見野良三長官は14日、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントをめぐる巨額損失問題について、リーマン危機以降にさまざまな規制改革を進めたにもかかわらず、リスク管理の基本のようなことで大規模な損失事例が発生し、大変残念だと述べた。

金融システム不安には発展しなかったものの、教訓の洗い出しが必要だとの認識を示した。

時事通信社が開催した金融懇話会で講演後、質問に応えた。氷見野長官はアルケゴス問題について、プライムブローカーのリスク管理、ファミリーオフィスの透明性や規制のあり方、デリバティブ市場の改革余地の3つの論点を指摘。自身が議長を務める金融安定理事会の規制監督常設委員会でも議論は始めているが、まだ関係各国の当局で事実関係の究明をしている段階だと述べた。

氷見野長官は、地域経済がコロナ後の成長に向かうには地域金融機関の役割が重要で、地域金融機関が強い経営基盤を持っていることが必要だと指摘。経営基盤強化のため、地域金融機関の再編も「有力な選択肢の1つだ」と述べた。

日銀の特別当座預金制度、金融庁が打ち出した資金交付制度、地銀統合時の独占禁止法の適用除外がいずれも時限措置であることを挙げ、「収益の拡大策であれ、コストカットであれ、統合再編であれ、時間軸を意識して腹を決めて取り組んでほしいというのは3つの制度に共通しているのではないか」と語った。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます