[ソウル 1日 ロイター] - 韓国政府が1日発表した9月の貿易統計では、輸出が11カ月連続で前年同月から増えた。半導体やコンピューターへの需要が堅調だった。
9月の輸出は前年同月比16.7%増。今年は秋夕(チュソク)の連休で前年同月よりも営業日数が2日少なかったため、8月から伸びは鈍化したが、ロイターがまとめたエコノミスト予想(16.3%増)はわずかに上回った。
輸入は前年同月比31.0%増。8月の44.0%増から伸びが鈍化した。
貿易収支は42億ドルの黒字となった。
アナリストは、前年のベース効果や世界的な物流の停滞と中国の電力不足が続く中、第4・四半期に輸出の伸びが鈍化するとみている。
9月輸出の内訳を見ると、半導体が前年同月比28.4%増、コンピューターが49.4%増、石化製品が78.7%増。
輸出先では中国向けが17.3%増、米国向けが14.5%増、欧州連合(EU)向けが15.6%増だった。