[ロンドン 8日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は8日、投資銀行の間でリスク選好を強める兆しがあるが、投資家が新型コロナウイルス禍からの回復見通しを見直せば、歴史的高値となっている金融資産は急激に調整する可能性があると警告した。
英中銀の金融行政委員会(FPC)は声明文で、多くの金融市場では歴史的水準と比べてリスクテイクが強まっている証拠があると指摘。「例えば、市場参加者が成長やインフレ、金利見通しを再評価すれば、資産のバリュエーションは急激に調整される可能性がある」とした。
「一部の投資銀行ビジネスでは引き受け基準が引き続き緩和され、リスクテイクが強まっている兆候がある」とした。