[東京 13日 ロイター] - 日銀は13日、短期金融市場で国債買現先を実施した。新型コロナウイルス禍が広がった2020年3月13日以来のオファーとなった。期間は13日─14日の即日オペ。即日オペは06年7月以来となる。オファー額2兆円に対し、応札は1兆円だった。
短期金融市場ではレポレートが上昇し、15日に今積み期最終日を迎える無担保コール翌日物のレートも高止まりしていた。売り戻し条件付きの国債買現先オペを実施することで、資金供給を行った可能性がある。
市場では、足元のレポレートや無担保コールレートの上昇は一時的で、16日から12月積み期が始まれば「国債の大量償還などで金利には低下圧力がかかりそうだ」(国内金融機関)との見方が出ている。