[ロンドン 13日 ロイター] - 英国の業界団体メイクUKと会計事務所BDOが実施した調査によると、第4・四半期に値上げした国内の製造業者は差し引きで52%と、2000年の調査開始以降で最多となった。
第3・四半期は50%だった。4四半期連続で増加した。
世界的な供給網の混乱などが背景。来年初めには58%に上昇する見通しという。
調査によると、国内の受注ペースは輸出受注を上回ったが、全体の受注は鈍化している。
メイクUKは、来年第1・四半期の製造業生産の伸びを依然楽観しているとした上で、今年の製造業生産の予測を7.1%増から6.9%増に下方修正した。来年については3.3%増と予想した。
メイクUKのシニアエコノミスト、ジェームズ・ブルーアム氏は、コスト圧力の急激な上昇について「こうした圧力の一部はグローバルな性格を帯びており、近く和らぐ兆しは見られない。ただ、新年に入れば、徐々に和らぐと期待できるだろう」と述べた。