[ベルリン 17日 ロイター] - 独IFO経済研究所が17日発表した12月の業況指数は94.7と6カ月連続で低下した。供給網のボトルネックと新型コロナウイルス流行対策の規制が打撃となった。
ロイターがまとめたアナリスト予想の95.3も下回った。前月は96.6だった。
製造業は受注が大幅に増えたことを受けて、指数が5カ月ぶりに上昇した。
IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は独小売業者が新型コロナ感染第4波による打撃を受けていると指摘した。半数が値上げを予想し、業界の輸出期待は低下しているとした。
「原材料と中間財の調達を巡る問題は悪化した」と述べた。ただ工業部門は受注増が続き、期待が高まっているとして「これは明るい兆しだ」と話した。
現況指数は96.9と11月の99.0から低下した。
期待指数は92.6。前月は94.2だった。