[ビリニュス 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのシムクス・リトアニア中銀総裁は17日、ユーロ圏のインフレ率がECBの予測を上回る可能性があると述べた。
供給制約の長期化やエネルギー価格の上昇が背景。経済成長率が予測を下回る可能性があるとの見方も示した。
総裁は記者団に「インフレリスクは上向きだ」とし「リスクバランスはインフレ進行の方向に傾いている。オミクロン株、不透明要因、供給サイドの混乱継続、エネルギー価格上昇、生産価格への波及が理由だ。これは、経済成長リスクが下向きであることを意味する」と述べた。