［北京 ２０日 ロイター］ - 中国工業情報化省の高官は、レアアース（希土類）の探査・掘削権は適切かつ秩序ある形で提供すべきと指摘した。上海証券報が２０日、伝えた。
高官は業界会合で、内モンゴル自治区のバヤンオボ鉱区、中・重希土類の探査を強化すべきと指摘。レアアースの割り当て管理を改善し、輸入鉱石や不純物を含有するレアアース資源の利用を規制する必要があるとの認識を示した。
中国は代表的なレアアース生産国。２０２１年の掘削枠は過去最高の１６万８０００トンに引き上げた。
高官は、中国はグリーン開発や高品位レアアース製品の利用において遅れていると指摘。業界に対してはレアアース製品価格を妥当なレンジ内に維持するよう呼び掛けた。