[東京 20日 ロイター] - 木原誠二官房副長官は20日午後の会見で、同日から運用が開始されたスマートフォンのアプリ経由で取得できる新型コロナワクチンの接種証明書の利用状況に言及し、すでに25万件の証明書を交付したと述べた。
このシステムでは、ワクチン接種を完了した人がスマホのアプリを利用し、接種日やワクチンの種類を登録。その結果をスマホ上で表示できる。その際、マイナンバーカードの使用が義務付けられている。アプリは無料でダウンロードできる。
ただ、マイナンバーカードが旧姓併記の場合、使用できないことも判明した。この点について、木原副長官は「今日の時点では(対応が)間に合わなかったが、可能な限り早く実装できるよう対応を進めている」と説明した。
一方、3回目の接種に関し、政府が高齢者などを対象に前倒し実施をするため調整を進めているが、木原副長官はその範囲が「3100万人になる」と語った。