[ソウル 31日 ロイター] - 31日に発表された政府統計によると、韓国の今年の消費者物価指数(CPI)伸び率は平均で2.5%となり、2011年以来10年ぶりの高水準に達した。20年の0.5%から大幅に加速し、中銀の11月時点の予想の2.3%を上回った。
12月のCPIは前年同月比で3.7%上昇した。伸び率は、10年ぶりの高水準だった11月の3.8%からやや鈍化した。ロイターがまとめた市場予想は3.6%上昇。
サービス支出の回復や、供給網の混乱継続がインフレ圧力を強めており、中銀が次回1月14日の政策決定会合で利上げするとの見方が広がっている。
韓国中銀は11月25日、政策金利を予想通り25ベーシスポイント(bp)引き上げ1%とした。増え続ける家計債務とインフレ加速への懸念を背景に、インフレ予測も引き上げた。
12月CPIを構成品目別に見ると、サービス価格が前年同月比2.6%上昇、生鮮食品は6.7%上昇した。伸び率はそれぞれ11月の2.4%、5.6%から加速した。