[ワシントン 4日 ロイター] - 米上院銀行委員会は4日、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の再任指名に関する公聴会を米東部時間11日午前10時(日本時間12日午前0時)から開催するとウェブサイトで発表した。
ブレイナード理事の副議長指名に関する公聴会も、来週13日に開催する。
パウエル氏の指名公聴会は、先月の連邦公開市場委員会(FOMC)以降、初めての公の場での発言機会となる。FRBは先月、債券買い入れプログラムを3月までに終了することを決定し、2022年に3回の利上げを実施するという見通しを示した。
それ以降、新型コロナウイルスの感染者は過去最多を記録。学校や旅行、一部のビジネスなどに影響が及んでいる。
FRBの他の重要ポストの選定を巡り、ホワイトハウスのサキ報道官は4日、バイデン大統領は多様性を主眼に置いていると述べた。
空席となっているポストを埋めるための発表が、いつ行われるかには言及せず「近々発表されると思う」と述べた。
バイデン氏は、サラ・ブルーム・ラスキン元FRB理事を銀行監督担当副議長に、黒人の経済学者であるミシガン州立大学のリサ・クック氏とデービッドソン・カレッジのフィリップ・ジェファーソン氏を理事に起用することを検討しているとみられている。