[ワシントン 10日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は10日、次期チーフエコノミストに、フランス出身で米カリフォルニア大バークリー校の経済学教授を務めるピエールオリビエ・グランシャ氏を起用する人事を発表した。
現職のギタ・ゴピナート氏は今月、筆頭副専務理事に就任する。
グランシャ氏は今月24日付で非常勤で職務を開始し、4月1日に常勤に移行する。IMF調査部門のディレクターとなる。
同氏は過去数年に発表した論文で、米ドルが主要な準備通貨であることの意義について踏み込んで論じている。2019年の論文ではドルの「覇権」は持続不可能で、将来的に人民元や場合によってはユーロと主要通貨として共存する可能性が高いと指摘した。