[東京 4日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4日、2021年10―12月期の運用収益額が5兆4372億円の黒字、収益率がプラス2.81%だったと発表した。米国を中心とする外国株式の上昇が寄与した。
運用収益率は7四半期連続のプラスとなった。資産別に見ると、国内債券がマイナス0.02%、外国債券がプラス2.52%、国内株式がマイナス1.62%、外国株式がプラス10.54%だった。
GPIFの宮園雅敬理事長は10―12月期について「景気回復への期待感等から米国を中心に外国株式市場が上昇する一方、国内株式市場は小幅に下落した」と説明した。
12月末の運用資産額は199兆2518億円。同月末の資産構成比率は、国内債券24.95%、外国債券24.46%、国内株式24.92%、外国株式25.68%となっている。