[10日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は10日、通常より大幅な50ベーシスポイント(bp)の幅で利上げすることに「概念的」にはオープンだが、現時点で必要性は見られないとの認識を示した。
スタンフォード経済政策研究所のオンライン会合で、50bp幅での利上げを「現時点で行う切迫した必要性」があるかどうかについて「納得する必要がある」と述べた。
総裁は、連邦準備理事会(FRB)が中立金利に向けて「徐々に」利上げするとの見方を示したほか、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準まで金利を「比較的早期」に戻すことを望むと述べた。
「政策の正常化を始めるべき時だ」とした上で、利上げやFRBの保有資産縮小のペースや範囲に関する当局者の決定は経済指標次第だと述べた。