[東京 4日 ロイター] - 岸田文雄首相は4日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領と同日夕に電話会談したことを明らかにした。会談で首相は、ロシア軍によるウクライナのザポロジエ原子力発電所への攻撃は「決して許されてはならない暴挙であり、福島第1原発事故を経験した日本として最も強い言葉で非難する」と伝えたという。
首相はまた、防弾チョッキ、ヘルメット、防寒服などを提供する方向で調整していることも伝え、ゼレンスキー大統領からは謝意が示されたとした。
自民党内から、ロシア航空機の日本領空の飛行を禁止するべきではないかという意見が出ていることについては、主要7カ国(G7)をはじめとする国際社会と連携しつつ、追加制裁措置を考えるのが基本だと述べた。
さらに、日本の原発攻撃への備えに関して質問され、大きな論点ではないかと思うとし、日本の安全保障について議論をする中でどのように取り扱うか、ぜひ考えてみたいと語った。
東京都内で新型コロナワクチンの3回目接種後、記者団に語った。