[ 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、インフレの二次的影響や中期的インフレ予想が不安定になった場合にECBは措置を講じることになると述べた。独紙ハンデルスブラットのインタビューで語った。
デギンドス副総裁は、インフレの二次的影響と物価予想の不安定化がECBにとって「決定要因」になるとし、「もしそれらを確認すれば、行動を起こすだろう」と述べた。
ウクライナ戦争による欧州金融システムへのリスクについて問われたデギンドス氏は、流動性のボトルネックはなく、企業は社債を発行しており、株価は変動しているが「劇的な動き」はないと述べた。
同氏はコモディティー(商品)のデリバティブ(金融派生商品)でマージンコール(追加証拠金の差し入れ義務)が発生したことについて「マージンコールに直面している人々は今のところ、それに応じられているというのが、われわれの所見だ」と述べた。