[北京 13日 ロイター] - 中国税関総署が13日に発表したデータによると、3月の中国とロシアの貿易総額は前年同月比12.76%増の116億7000万ドルとなった。1─3月では前年同期比30.45%増だった。
貿易総額の伸びはこれまでと同様のペースとなった。
ロシアは2月24日にウクライナへの侵攻を開始し、西側諸国は制裁を発動している。
中国とロシアは2月初めに「無制限」の戦略的パートナーシップを宣言した。両国間の昨年の貿易総額は35.8%増加し、過去最高の1469億ドルを記録した。
中国は西側の対ロシア制裁を非難しており、ロシアからの輸入を増やすことで制裁によるロシアへの影響を補う可能性がある。しかし、アナリストによると、中国が対ロ制裁に違反している大きな兆候はまだ見られていないという。
税関総署の李魁文報道官は記者会見で、ロシア、ウクライナを含む海外諸国との経済・貿易協力は今後も通常通りとなる見通しだと述べた。