[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.5%増加した。主にガソリンと食料価格の上昇に押し上げられており、インフレが高まる中、消費者が裁量的支出を手控える兆候も見られた。
2月分は0.8%増と、従来の0.3%増から上方改定された。
エコノミスト予想は0.6%増だった。
ガソリンスタンドの売り上げが8.9%増加し、3月の売上高増加の大部分を占めた。ガソリンを除いた小売売上高は0.3%減だった。
衣類の売上高は2.6%増加した。また、建築資材、園芸用品などの売り上げも増加した。
スポーツ用品店や書店の売上高は3.3%増加した。バー・レストランは1.0%増。一方、オンラインストアの売上高は6.4%減となり、2月の3.5%減から減少幅が拡大した。
国内総生産(GDP)の個人消費項目に密接に関連しているとされる自動車、ガソリン、建設資材、外食を除くコア小売売上高は0.1%減少した。2月分は当初の1.2%減から0.9%減に上方改定された。