[フランクフルト 22日 ロイター] - 独連邦銀行(中央銀行)は22日、ウクライナ戦争が激化し、ロシア産エネルギーの禁輸や外需の減速、不透明感の高まりが生じれば、ドイツ経済は今年2%近く縮小する可能性があるとの見通しを示した。
ユーロ圏経済の新型コロナウイルス危機からの回復は、ウクライナ戦争の影響により既に弱まっていると指摘した。
欧州連合(EU)がロシア産の原油・天然ガス・石炭の輸入を停止すれば、EUとドイツの状況はさらに悪くなると予想。「深刻な危機シナリオでは、今年の実質国内総生産(GDP)は前年比2%近く減少する」との見方を示した。
「インフレ率もより長期間にわたって著しく高い水準となる」とした。