[ソウル 9日 ロイター] - 韓国政府の高官は9日、米国が創設を計画するインド太平洋経済枠組み(IPEF)への参加を次期政権が「前向きに検討中」だと述べた。尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領は10日に就任する。
IPEFは、前トランプ政権が環太平洋連携協定(TPP)から離脱したことで生じた空白を埋める中国に対抗する広域経済圏構想としてバイデン政権が推進している。
韓国企画財政省の高官は「(IPEF参加は)次期政権が前向きに検討している110の政策課題に含まれている」と述べた。
韓国メディアは、政府筋の話として、次期政権がIPEF発足時に参加することを決定したと報じた。
バイデン大統領は5月20─24日に日本と韓国を訪問する予定。IPEFの発足は、その後とみられている。